盗難被害の現状

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最近の盗難被害の実態について
どんな車でも盗まれる時代に
高級車へのイモビライザー標準装備が引き金となって高級車のイモビライザー未装着車への被害が集中するばかりか、中級以下の車種にも被害が拡大。そのうえ最近ではイモビカッターの流通によりイモビ付きの車の盗難も簡単にできる現状へ。また軽自動車まで狙われるに至って、どんな車でも盗難される危険な時代になりました。

※イモビライザーとは・・・エンジンを始動させるキーと、車輌側のIDが一致しないと、電気回路が開かず、エンジンが始動しない。すなわち、盗難防止・抑止に一定の効果を発揮するものである。「mobille(動きやすい)」の対義語「immobille(動かしにくい)」からきており、わかりやすく言うと、エンジンの始動、車の移動を行ないにくくする機器です。

※イモビカッターとは・・・イモビライザーの機能を数秒でハッキングしてしまうツール。これを使うと他の車のキーでもエンジンをかけることができるようになる。

※イモビカッターの流通でイモビ付でも安心できない。プリウスの盗難件数が急上昇。高級車だけが狙われるのではなく海外で人気のファミリーカーやトラックも危険にさらされている。
車種別盗難状況(2022年全国データ)
順位
車名
件数
構成比
1
ランドクルーザー
450
16.9%
2
プリウス
282
10.6%
3
アルファード
184
6.9%
4
レクサスLX
156
5.9%
5
レクサスRX
90
3.4%
6
ハイエース
83
3.1%
7
クラウン
72
2.7%
8
アクア
55
2.1%
9
C-HR
43
1.6%
9
レクサスES
38
1.5%
その他
1203
45.3%
キーロックしていても盗まれる
自動車盗難被害の実に7割はキーロックしていたにもかかわらず被害にあっています。カーセキュリティーの必要性はもちろんの事、それに加えて正しい知識も必要になっています。
窃盗の手口は進化する
数多くの車を盗む必要に迫られているためか、荒っぽく、効率のいい窃盗の手口が急増している。
以下は代表的な車の窃盗の手口です。
ウィンドーに沿って金尺などの器具を差し込み、ドアロックを解除する。 ドライバー等を鍵穴に差し込んで、無理矢理こじ開ける。 サイドウィンドーを割って、ドアロックをはずし車内に進入する。
リアゲートなどのキーシリンダーを盗み、その番号から合鍵を作る。 鍵穴に細い金属棒を差し込み、ピッキングで開錠する。 キーを抜き忘れた車に乗り込み、そのまま走り去る。
レッカー車や積載車を利用して、車を積み込む大掛かりな手口もある。
キーレスエントリータイプの車のリモコンの電波を拾ってコピーし、それを使ってドアロックを解除する。
ドアロック用の配線を探し出し、ショートさせてドアロックを解除する。以前のランクル100はこのような弱点があり、窃盗団に狙われた。
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