現代、カーオーディオの世界ではもはや、「DSP」は必需品と言えるでしょう
「DSP」って何?
おじさん世代の方はDSPと聞けば昔あった「スタジアム」や「ホール」などのエコーがかかった音になる機能を連想するのではないでしょうか?
現在、主流となっているDSPは昔の物とは全く違う物になります。(エコーはかかりません(^^♪)
このDSPとは何なのかというとこれは「デジタル・シグナル・プロセッサー」の略称で、「デジタル状態の音楽信号を制御する機器」のことを指します。
今やこれは、音を良くしたいと思ったときの必需品となっています。なのでこのワードを目にする頻度が高くなっています。
これが必需である理由は車室内環境には音響的な不利要因がいくつかあります。
しかしDSPを用いればそれらへの対処が可能となり聴こえ方をガラリと変えられます。
これを使うか使わないかの違いはかなり大きい。ゆえに入門者から上級者までが、広くこれを愛用しています。
DSPの機能のひとつに「タイムアライメント」があります。
そのタイムアライメント機能を使えば、車内でも「ステレオ」の原理が正しく発動出来ます。
タイムアライメントとはどのような機能なのかというと各スピーカーが発する音の到達タイミングを変えられる機能。
クルマの中ではリスニングポジションが左右のどちらかに片寄る。さらにはツイーターとミッドウーファーが離れた場所に装着される場合が多い。なので、各スピーカーから放たれた音の耳に届くタイミングがばらばらとなる。
この状況は実をいうと、「ステレオ再生」を楽しもうとするときに大きなマイナスポイントとなります。
なぜならば、「ステレオ再生装置」で音楽を聴く際には左右のスピーカーから等距離の場所に身を置く必要があるからです。
「ステレオ」とは、音楽を左右のchに分けて録音しそれらを左右のスピーカーで鳴らすことで演奏を立体的に再現しようとするものですが、その仕組みを正しく発動させるには左右のchの音をバランス良く聴けて、そして同時に耳に届くようにする必要があります。
その原則が車内では成り立たちません。しかしタイムアライメントを使えば、各スピーカーの発音タイミングをコントロールできるので、すべてのスピーカーから等距離の場所にいるかのような状況を擬似的に作り出せます。
ゆえに欠かせない機能となっていて、結果DSPが必需品となっている、というわけです。
このDSPは純正ナビやディスプレイオーディオにも付ける事が出来ますので今の音が気に入らないという方は検討してみてはいかかでしょう?
おすすめエントリーモデル
Bluetooth 5.0搭載、4chアンプ内蔵6ch DSP
“DSPA 406(GDT42)”
DSPA406(GDT42)は、4chクラスAB級アンプ、Bluetooth 5.0内蔵、そしてナビゲーションミックス、Voltage build up technologyを搭載した4chAB級パワーアンプ内蔵6ch DSPです。
31バンドイコライザー、タイムディレイ、アクティブクロスオーバー等を備えた高精度な6chDSPにより、エントリーモデルでありながら上位モデルに匹敵するキメの細かい調整を実現するだけではなく、DSP単体として外部アンプを接続し、システムのアップグレードを可能にします。

・PC専用ソフトインターフェースを用いて全機能リアルタイムにセッティング可能

・31バンドイコライザー(Ch A~J:-15~+15 dB 1dBステップ / Q: 0.5~15)20~20000Hz
・タイムアライメント 0~17ms(0.02msステップ) / 0~578cm(0.68cmステップ)
・Volume Link Mode &EQ Link Mode搭載
・各ch極性切り替え可能(0̊ or 180°)位相切替可能(0̊ ~ 359°)
・オートターンオン機能(ハイレベルインプット時)&リモートアウト機能搭載
・RemixMode 搭載・・・ナビゲーションミックスモード・Bluetooth優先モード・デジタル優先モード・クラシカルモードをソフトウェア上で選択可